2010年5月8日土曜日

Thinkpad s30 パンタグラフなキーボードの分解清掃等々

うちで使ってるThinkpad s30のキーボードの調子が最近おかしくてですね。

・EnterとXが同時入力される
・F10と3が同時入力される
・BackSpaceとCapsLockが同時入力される
・sと\が同時入力される

ドライバーの入れなおしとか色々触ってみたんですがどうにもならず、
取り敢えずChangeKey(@窓の杜)っていうアプリで使わない側のキーを無効にして凌いでいたんですが
やはり不便ですよね。「3」とかは押しっぱなしにしないと入力されないとかいう不思議ちゃんに
なってしまって、サブマシンとは言え疲れる仕様になっていたわけです。

で、分解清掃したら治るような事がそこかしこで言われていたので分解清掃してみることに。
キーの底のバスタブとか汚れてましたしねぇ。




キーボードを外すのは2009年6月19日金曜日 thinkpad s30 USキーボード 換装作業 の要領で。
◆んで、今回はパームレストも外します。
















 ※キーボードのバスタブとパームレストは3つの螺子で止まっています。上写真では、銀の板から3本ニョキッと下側に
伸びてきてる部分です。銀色の短い螺子で止まっているので外します。

◆外し終え

















さて、こっからが清掃分解の本番です。

◆キー取り外し場面
















※キーを外すコツとかもいろいろあるようですが、ワタクシとしてはこちらサイドから外して行くのが
やりやすく感じました。写真の方向でいうと右側の噛合せのほうが引っ掛かりが丈夫そうだったので、
結構力強くパキパキ外していきましたけど大丈夫でした。とはいえ結構気を遣った感じです。
表現が難しいですが「かなり気を遣って作業したけど、パンタグラフは思っていたより丈夫だった」感じです。
キーの上側とかの隙間から1つ1つちゃんと方向を確認しながら進めましょう。


◆あまり使わないキーからやるのが定石のようで
















外側のほうが外しやすいです。そりゃそうね。
んで、外しやすい外側を攻めながら、キーを外す作業に慣れればOKかと。
よく使うキーで初っ端失敗したらメゲそうですもんね。


◆金属ステー
















※アップ過ぎてよくわかりませんが、スペースバーの内側アップです。
パンタグラフのキーボードで、大型のキーにはステン(なのかな?)のような金属のバーが
補強の意味で入ってたりするんですが、Thinkpad s30ではスペースバーにだけ入っていました。
スペースバーの取り付け方はパンタグラフ3つ+ラバードーム1つ+金属ステーの3点セット。
外すときは、ステーは特に意識しなくてもいいかも知れません。全部慎重に作業してますので大丈夫なんです。


◆記念撮影
















※結構慎重にやりましたよ。全部外すのに2時間くらいかかったかな、、
改めて見たら何故かEscキーハズすの忘れてましたね。
作業前とかのほうがいいんですが、キー全体の写真撮影は是非しておきましょう。
取り付け場所がわからないとか、作業完了後に実は間違ってて再度作業のせいで
キーのツメが折れちゃいましたとかなったら無念ですから。



◆キーを外し終えたパンタグラフな皆さん
















※ホコリっぽい感じわかりますかね。
ほんとはここから「パンタグラフの取り外し」→「メンブレンシート取り外し&清掃」となるはずなんですが、
今回この状態でキーボードのテストしてみたら、冒頭のキーの不具合が解消されてしまいましたのです。。
良かった良かった、、清掃してキーを元通りにして終わらせちゃいますね。


◆CyberClearn
















CyberClearn(公式サイト 音出ます)て皆さんご存知なんですかね。これは3ヶ月前くらいに梅田Loftで買ったんですけど、
これとは別に、ビン入りの大容量のものもあります。そんなに頻繁にキーボードの掃除しなさそうな
気がしたんで購入したのは密閉機能のついた袋入り(75g)製品です。


◆裏面
















※こんなふうに使いますー的な絵とか説明書きとか。
水も洗剤も不要な、ホコリとかを吸着するスライムという認識です。


◆新品と使用不可状態の差
 















※ホコリ・汚れを吸着するので、内側に汚れを溜め込んでしまいます。
で、段々と黒ずんでくるようで、上記の下側[●使用不可]の色になったら
お買い替えいただきますよう宜しくお願い致しますとの事です。

ま、そんな事より臭いが結構キツイです。洗車してるみたいな気分になります。
明らかに口に入れてはイケナイ臭いです。食べないでね。


◆いざCyberClearnでの清掃開始
















※と言っても何もややこしい事はなく、ただ押し付けて剥がすだけです。


◆CyberClearnでの効果は如何ほど
















※なかなかのグロテスク具合です。焦点が合わなくてすいません。
確かに、ラバーカップとかメンブレンとか裏側の防水シートのシール面についてたホコリとかは
そこそこ取れます。ただまぁ臭いと手触り(悪いスライムっぽい&油っぽい)とであまりいい印象はありません。。


◆キーの取り付け作業開始
















※スペースキーだけ特別だったんでソロ撮影です。
取り付けの時は、キーが掴むような形になってるほうから入れる方がたぶん入れやすいです。
今回のスペースキーの場合は下側から(上にほうに映ってるのはクリックボタンです。
下側ってのは写真では右上のほうの事です。)。
3つのパンタグラフがあるんで、3つとも下側だけ先につけちゃいます。
で、その後に金属ステーをボード側に差し込んでからキーに嵌め込むといい感じに。


◆ステー取り付け作業写真
















※今回使った道具は刺抜です。。


◆その他大型キーについて
















※スペースバー以外にも大型のキーはいくつかありますが、その他は全て1パンタグラフです。
BackSpaceやShiftキーはキーの大きさに合わせてパンタグラフも大型で固めです。
こういったキーの時は、スペースバーの時(キーが掴むような形になってるほうから)とは逆で
掴む形状のほうを後から入れるようにしたほうが楽かな、、、というかこっちにしないと
キー裏側のツメが折れます(BackSpaceのキーを折っちゃったのは内緒ですよ)。


◆パンタグラフが外れたら、、
















※正直なところ、外す時より取り付ける作業のほうが難しくて時間がかかります。
キーを嵌め込もうとあーだこーだしてる時にパンタグラフが外れたりしました。
これは結構大変です。人間の指って大きいんだなぁと実感します。
もしも外れてしまったら、とっても指先が器用な人に頼りましょう。
パンタグラフの構造は パンタグラフ構造図@スイッチ・キートップガイド構造
の資料でも見てもらいながらならなんとかうまく組み立ててもらえると思います。 


◆そんなこんなで取り付け作業は続きます。
















※特にどこからつ付けていった方がいいとかいうのは無いと思います。やりやすいように進めましょう。


◆そして仕上げはCyberClearn
















※仕上げにキーボード上からもCyberClearnしておきました。やはり臭いです。10分くらい置いておけば臭いは取れます。


という流れで本日のお掃除終了です。
キーの不具合治って良かったゎ。。

1 件のコメント:

  1. キーボードの不具合再発。。どこを治せばいいのかしらー。
    どこか接触悪い感じかなぁ。

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